ツアラーバイクのススメ

300キロを優に超える巨大な車体、
大きなウインドシールドに快適で座り心地の良いシート、
冬でも暖かいグリップヒーターにシートヒータ。
旅の気分を盛り上げてくれるオーディオ・・・・。

バイクにそんな装備付けて走るなら車で良いじゃんwww


そんな風に考えていた時期が俺にもありました。
ゴールドウイング1500とか、バイクに暖房のダクトがあるとかアホかよwwww
と思っていましたね。

バイクに乗り始め早25年。
ハーレー4台を含め、トータルで12台程バイクを乗り継いできて、意見が変わってきました。

エルミラージュドライレイクとハーレー
ある日、いつもお世話になっているバイク屋さんから、
「ハーレー乗りは最終的にはツアラーに行きつく」という話を聞き、
丁度同じ頃(2007年)にアメリカツーリングのお誘いを受けました。
当時はスポーツスターに乗っていたにもかかわらず、
アメリカでハーレーのツーリングモデルのエレクトラグライドクラシックをレンタルし、
それでアメリカ大陸をロサンゼルスからラスべガスまで往復3,000キロ以上走ってから、
ツアラーの良さを知りました。


スポーツスターでは一日200キロも走ればクタクタなのに、
エレクトラグライドは一日600キロ走っても全然疲れなかったのです。
当時のスポーツスターはローダウンしたり絞りハンドルにしたりと、
乗りやすさとは無縁のカスタムをしていたので比較対象としてはちょっと微妙なのですが、
バイクでこんだけ疲れないのは凄いと思った。


そもそもバイクじゃなくて車でいいじゃんwww
という話ではないですよね。
車はそりゃ快適ですが、バイクの走る楽しさはありません。
バイクが楽しいからバイク乗ってんだよ。
誰が車に乗りたいと言った殺すぞシャバ僧がこのバカタレ。
シバきに行くぞガキがコルァ。

車に近い快適性を持ちつつ、ちゃんとバイクの走る楽しさを持つ者がツアラー。
バイクの楽しさを阻害するノイズを徹底的に排除した者がツアラー、とも言えるかな。
ツアラーじゃないと見えてこないバイクの楽しさというものはあると思います。


自分はハーレー乗りが行きつくというツーリングモデルでもある、
ロードグライドウルトラを3年程乗った後、BMWのツアラーモデルへと行ってしまい、
ハーレーの鼓動感や、ゴージャスな造形美を失ってしまいましたが、
コレもある意味バイクの走る楽しさの「味付け」ではなく、「ノイズ」だったのかなと思っています。
高速で長距離を走るなら鼓動感は要らんし、車重に反映されるゴージャスな装備も要らない。
楽に快適にバイクを走らせる楽しさが、更に上のレベルへ達した感あります。


「カッコよさ」と「乗りやすさ」
「スポーツ性能」と「長距離快適性」
などは反比例するため、どのバランスを求めているかは人それぞれだと思いますが、
K1600Bの乗りやすさや快適性に振り切ったバランスは、これはこれで素晴らしいです。


重すぎず、自分でも扱えるレベルで、それでいてバイクとしてはこれ以上無いという程快適。
特にリバースギアの標準装備がデカいな。


なんか自分の自慢話に脱線してきましたね。
バイクの良さを言語化する事の難しさはバイク乗りなら誰しもが知っている事だと思いますが。
やっぱり、アレしか無いんですよね。
「一回乗ってみろ」
です。
ツアラーはいいぞ。

>>過去の試乗会レポ(10年前)


でもゴールドウイング1500の暖房機能については今でもアホかよwwwと思っています。
アレ実際快適だったの??

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ツアラーバイクのススメ」に2件のコメントがあります

  1. ごぶさたしてます。北海道のこうちゃんです。
    タイムリーな話題というか、なんというか。去年の暮にFLH増車しました。
    いつかはショベルに乗りたいなぁ、と想うこと5年以上。ついにいい話が転がり込み決めました。
    77年のシングルナンバー、箱もカウルも付いたフルストック。地元のおじいちゃんがずっと持ってた掘り出し物ってやつです。
    今は雪に囲まれてるので乗り出すのは4月以降ですが。
    スポ、ダイナと細身のバイクばかり乗り継いできたので、正直重すぎて乗れる気がしません
    なので最初からストリップにしてローダウンしてシングルシートに替える予定です。
    周りは「一周回ってストックもカッコいいじゃん」って言ってますが、まだ一周回ってないので。

    それともストックで一度乗ると、楽でそのままのスタイルになっちゃうのかなぁ

  2. どもおひさでございます。
    FLHいいですね。自分もショベルは一度は乗りたいと思いつつも、結局手を出せず終いです。
    ショベルなら重さはダイナとそんな変わらなくないです??
    シートとサスのローダウンはやっときたいですよね。
    多少重くても足がしっかり付けば気合で割とどうにでもなりますし。

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