紀伊半島一泊ツーリングの時に通りかかった某廃墟を散策してきました。
ここです。
山の中腹に小学校があり、少し上に中学校があります。
共に今は廃墟。
ストリートビューで調べておいた入り口から入ると廃墟発見。
しかし、この廃墟の奥に民家があった。
道を間違えたようだ。
引き返して1分程歩いた別の場所から山に入ると小学校の体育館を発見。
校庭は草むらと化しています。
体育館の入り口。
ピアノがありますね。まだ音が鳴る状態でした。
立ち入り禁止の札などが一切見当たりませんでしたが、ここの管理はどういう状態になっているんだ?
床に散らばった新聞紙の日付は1999年。
世紀末ですね。
たしか猫好きは1999年の11月にバイクの免許取ったような気がする。
こちらは小学校の校舎。
立ち入りを拒むかのようにオルガンや運動会の道具が道を塞いでいるが、
普通に教室を通れば奥に行ける状態に。
廊下の床が抜けています。
先客が掛けたくれたと思われる長机の橋を渡って進む。
後日ネットでこの廃墟の写真を調べたら、3年前の写真ではまたこの廊下の床板はもう少しだけ残っていましたね。
教室の屋根が抜けて、教室に木が生えている。
ミュージックPVのロケ地に使えそうな廃墟の美しさ。
素晴らしい。
ここは給食室かな。
天井から土か錆が動物のフンか分からない謎の汚物が落ちて溜まっている。
棚がヤケクソのように押し込まれた教室。
廃校になった時からこの状態だったのかな。
図書館の本の表紙を掲示板に貼っていたのでしょうか。
なんか漫画が多いね。
2階には教室が1つだけあった。
足元の床がかなり不安なので早々に戻る。
体育館裏は山の斜面が。
建物と斜面が近いですが、ガラスが全然残ってますね。
結構安定した山肌なのかな。
体育館も天井が抜けている。
木造の建物は手入れしないと20年でこんなになってしまうものか。
さて、次は山の上の中学校へ向かいます。
一気に登ると地味にフトモモに乳酸が溜まる位の長さの階段。
到着。ここも校庭は草むら状態。
敷地の端に蜂箱みたいなものがあったが、誰かが何かに使ってるのかな?
ザ・山の上って感じの景色。
そんなに高い山では無いのですが。
中学校の校舎へ。
山の下の小学校に比べると、明らかに建物の傷みが激しい。
廊下の右半分はコンクリートなのでそちら側を歩く。
左半分の木の床はかなり傷んでおりいつ踏み抜いてしまうか分からない状態。
中学校の校舎は天井が抜けている所があなり多い。
ちょっと危ないな。
イミダス95!!
こんな本あったな・・・。
気になって調べたら2007年に廃刊となり、2008年からはWebサイト化しているらしい。
痛みの激しい教室が多い。
あまり不用意に立ち入らない方がよさそう。
この教室は天井が無事なので痛みが少ない。
ただ、教室の中央に集めた本の重みで床が沈んでる。
この教室は大丈夫そうだと油断していたら床を踏み抜いてしまった。
ブーツじゃなかったら怪我してるわ。
廃墟を傷付けてしまった・・・申し訳ない・・・。
音楽室でしょうか。
どうなればこんな風に壁と天井が崩れるんだ??
ここは職員室か。
CRTディスプレイやスカジー接続のプリンタなど、懐かしい機器がそのままです。
ここも派手に崩れてる。
奥の棚に粘土で作った手が並んでる。
美術室だな。
校舎はこの1本の廊下で全ての教室が繋がっているシンプルな構造でした。
廊下の奥には・・・
2階への階段ですね。
階段も途中で抜けてる。
先客が用意してくれたと思われるザラ板(すのこ?)を渡り2階へ。
だめだ、踊り場の床が抜けている。
ジャンプして飛び越すのは簡単だが、着地した途端に床が抜けるというオチが容易に想像できる。
こここまでかな。
かなり辺境にある廃墟なので、落書きで荒らされていなかったり、人の手による破壊も目立たたない、
とても味わい深い廃墟探索でした。
前日のVIBESミーティングの50倍面白かった。
廃墟を後にし、引き続き名古屋に向けた帰路を走る。
廃墟探索は自己責任で、そして廃墟は大切にしましょう。