2022年12月。
ちょうど3年間乗ったハーレーのツーリングモデル・2012年式ロードグライドウルトラを手放しました。
良いバイクではありましたが、色々と思うところあり、同じようなツアラータイプのバイクへ乗り換える事としました。
今日の日記ではロードグライドの何が気に入らなかったのか語ります。
ヤフオクで売れてスグこんな手のひら返しするような記事書くのは我ながらどうかと思うが、感想が新鮮なうちに文章化しておきたかったのです。
購入した事は欠片も後悔していませんが、
今ハーレーのツーリングモデルを検討している人の参考になればと思い書き殴りました。
1.重すぎる
はい、これに尽きます。
装備重量413kgという超ヘビー級バイク。
当然購入前から分かっていた事ですが、これによりバイクとしての自由度が大分損なわれている気がするのです。
ちょっとでも坂になった所へ頭から突っ込んでしまったら、バックして脱出するのも一苦労。
未舗装路でのバックはもう無理です。
そんな心配があるため、バイクを止める度に「ここに停めても大丈夫かな」と考える必要がある。
一応猫好きのようなゴボウ野郎(身長175cm体重55kg)でも普通に走らせる事は出来るのですが、
(足が届けばどんなモヤシ野郎でも乗れることは乗れると思う)
気楽にバイクを扱っていたかと言えばそうでは無かった。
このバイクを乗る時は、どうしても少しだけ身構えてしまうのだ。
それがこのバイクの自由さ・楽しさを色々と制限してしまっているような気がするのです。
やはりバイクは気楽に楽しく乗りたい。
「走り出してしまえば快適」なんてフレーズをよく聞きますがそんな事は当たり前で、
走っていない時の諸々の煩わしさがこのバイクはデカかった。
2.運動性能の低さ
快走路や高速道路を流すには最強のバイクですが、そこに至るまでの町中や山道での走行性能が低すぎました。
ハイパープロサスペンションに変える事で大分マトモに走れるようにはなりましたが、
それでも街中や山道をロードグライドで走るのはまぁまぁ億劫です。
ストリートグライドなどのツーリングモデルとの大きな違いとして、
フェアリングがハンドルではなくフレームにマウントされているという違いがあります。
そのお陰でツーリングモデルの中では一番運動性能が高いと言われています。
(ロードキングよりハンドル軽いらしい。ハンドルに乗っているものがメーターしかないから)
しかし、それでもハンドルは重かった。
ハンドルに巨大な風防が乗ってるやっこカウルのモデルとかどうなってるんだ。
当然それも割り切って乗っていたのですが、ツーリングの過程で街中や山道を走る割合はまぁまぁある。
高速道路まで行く為には当然それらの道だって走らないといけない。
そこの快適さは求めず切り捨てたつもりですが、やはり町中も山道も高速道路も快適に走れるバイクの方が良いですよね・・・。
「ハーレーだから」という理由でその辺りを我慢しているのがアホ臭くなってしまったのです。
3.ラバーマウントエンジンの振動
ツインカムのツーリングモデルのエンジンはラバーマウントされており、
低速時はユッサユッサとエンジンが震え、
高速走行時には振動が収束し無振動状態で走る事が出来ます。
この、低速時のユッサユッサが肌に合わなかったような気がする。
リジッドマウントされたエンジンのゴリゴリッとした固い振動は好きなのですが、
ラバーマウントの揺れ幅の大きいユッサユッサした振動が、楽しいと言えば楽しいが、鬱陶しいというば鬱陶しい。
その鬱陶しいと感じる振動が、ツアラーの苦手とする街中や山道で主に発生する。
そのダブルパンチが不愉快さにシナジー効果を与え猫好きのモチベーションがアフンしたという訳だ。
こうなると、「ツアラーにハーレーらしさって必要か?」という気分になってくる。
4.完璧すぎた防風性能
完璧な防風性能のお陰で冬場は最強のバイクでしたが、夏場が地獄過ぎた。
走っていても全く風が体に当たらないのです。これは予想外でした。
辛いのは真夏の1、2カ月程度ですが、その間はロードグライド乗る気になれなかった。
2015年式以上はカウルにエアインテークがあり、その問題も解消されているが、2013年までの旧型カウルにはその機能が無い。
後付けのウインドディフレクターなどがあれば良かったのだが、それも旧型カウルに適応するものは存在しないのです。
2015年式以降の新型カウルには後付けウインドディフレクターあるのにね・・・
本当に必要としているのは旧型カウル乗りなのに、何故か旧型に付けられるディフレクターが無かった・・・。
5.膝が寒い
風防効果が完璧かと思いきや、フロントカウルとレッグカウルの間に大きな隙間があり、冬場は寒い風が膝に直撃する。
ウインカーの辺りは風が筒抜けで、足の中で一番しっかり護ってもらいたい膝が寒いという謎仕様。
これに関してはアメリコ人何考えてんだと思った。
以上。
そんな色々な理由でロードグライドの乗り換えを決めました。
ここに上げた事以外の不満点も沢山ありましたが、それらはカスタムでどうにかなった。
広すぎるハンドルとか、広すぎるシートとか、スカスカのインジェクションとか、邪魔くさいウインドシールドとか、柔らかすぎるサスペンションとか色々だ。
(こうやって挙げてみると問題だらけだな)
だがやはり、カスタムではどうにもならない問題が残り、乗り換えに至った、という感じですかね。
俺も乗り続けられるバイクになるよう努力したんだ・・・
纏めとしてこれまでのロードグライド関連記事のリンクを貼っておきます。
というわけで現在、次期ツアラーバイクを探しています。
条件としては、純正でオーディオが付いてて、風防効果が完璧で、高速道路も町中も峠道も快適に走れるバイクが欲しい。
エンジンの楽しさや味わい、鼓動感みたいなものは、もうツアラーには求めない。
とにかく楽で快適に長距離を走れる優れた道具としてのバイクが欲しい・・・。
条件に一致するバイクは、ホンダのゴールドウイングやCTX1300、BMWのR1250RTやK1600・・・。
こうして見ると選択肢が殆どねぇな。
今年の夏に漠然とハーレーからBMWに乗り換える奴が多いなと思ってBMWのディーラーに行ったら、
BMWのK1600Bというドイツ製バガースタイルのバイクを見つけ、今はその車両を第一候補として検討しています。
追記
無事BMW K1600Bに乗り換えました。
ロードグライドより50キロ以上軽い車体でこの快適さ、運動性能の高さ、気軽さは素晴らしい。
ハーレーらしいドコドコ感は、やはり高速巡行をメインとするツアラーには必要なかったな。
以下、暫く乗って感じたロードグライドとの違い纏めレポートです。
2011年にスポからダイナに乗り換えましたが、4年でダイナ辞めました。
理由は、1と2ですね。
今は2台目のスポで楽しんでますが、ロング用の250のアドベンチャーが欲しい。
何が良いかな(笑)
本命はv-strom250
次期車両楽しみにしております!
v-strom250いいですよね。
バイク1台に絞って車検無しバイクにしろと言われたらv-strom250を選ぶという話をしたことあります。