ロードグライドでインジェクションチューニング

ツアラー インジェクションチューニング
FLTRU103ロードグライドウルトラにインジェクションチューニングを施しました。
これまでずっとキャブ車に乗り続けており、このハーレーが初めて乗るインジェクション車。
っつーかインジェクションチューニングが何たるかが分からない。

ロードグライド インジェクションチューニング
ハーレーは日本の厳しい排ガス規制をクリアするために、ノーマルの状態ではかなりガソリンが薄い状態になっているのだそうな。
ただでさえそんな状態なのに、さらにマフラーやエアクリーナーを交換すると、ガソリンの供給不足で調子が悪くなってしまうのですね。
というか、マフラーとか変えなくてもノーマルの状態でもインジェクションは何とかした方がいいレベルでガソリンが薄いらしい。

ハーレー インジェクションチューニング
チューニング方法は、インジェクションのコンピューターを変えたり、ノーマルのコンピューターのプログラムを書き換えたり、サブのコンピュータを繋いだりと、色々方法があるらしいのですが良く分からない。
詳しい事は面倒なので他所のサイトで見て欲しい

自分はノーマルコンピューター書き換えタイプの「ダイノフラッシュ」というものでチューニングを行って貰った。
必要なのはコンピューターを書き換えるライセンス料と、シャーシダイモナに乗せてエンジンパワーを計測・調整する工賃。
コンピューターを購入する訳では無いので、セッティング情報が手元には残らずショップ管理となってしまう点がデメリットだが、そうコロコロとセッティングを変える気もないし、お店に行けはすぐセッティングは変えて貰えるらしいのでOKとする。


バイク屋かさんから貰った作業中の写真。
エキパイにセンサーを取り付け、排ガスを調べてるみたい。
良く分からぬ。

ダイモナで計測を行わず、コンピューターと配布されているプログラムを入れるだけでもマシになるし、安上がりなのだが、バイクには個体差があるので、どこまで配布プログラムがバイクにマッチしてくれるのかは分からない。
それだったらダイモナで計測をし、100%マッチするプログラムを入れて貰った方が安心だ。

とはいえ、割安とされるフラッシュチューニングでも12万も掛かってしまう・・・。
コンピューターを変える方法だともっと掛かるのだとか。
5、6万くらいかなぁ、と思ってたのですが甘かったです。

インジェクションチューニング ハーレー
で、仕事をフレックス退勤し、バイク屋さんへロードグライドを回収してきた。

インジェクションチューニング ツインカム
乗り味は・・・メチャクチャ乗りやすくなってました。
マフラーをサンダーヘッダーにしてから、2,000回転以下のフィーリングはなかなか不愉快だったのですが、どこの回転域もスムーズにエンジンが回り、滑らかにパワーが盛り上がるようになっていました。

インジェクションチューニング
「普通のバイクが野獣のようになった!!!!」
とかじゃなくて、
「やれば出来る出来損ないが、優等生になった」
という感じです。

正直、最初は大きな変化を感じなかったのですが、ふと、自分にはロードグライドの不愉快な回転域を避けて運転する癖が染みついている事に気付いたのです。
それに気づいてから、意識的にスロットルワークをラフに操作してみると、何処からでも滑らかに立ち上がるパワーに気付いて、ようやく「すげぇ!!」と感動できた、という感じでした。

ダイノフラッシュ
シャーシダイモナで計測したロードグライドのパワー。(画像クリックで拡大)
セッティング前は馬力が67、トルクが11.7。
セッティング後で馬力が73、トルクが12.8。
どちらもチューニング前より低い回転数で出ていますね。

ダイノフラッシュ
こちらは4,000回転の常用域を計った物らしい。
チューニング前のガタガタした赤い線が、「エンジンがギクシャクする」というフィーリングを現した計測結果ですね。
チューニング後はグラフが大きく上下する事が無くなっています。

下のグラフはガソリンと空気の比率を示しているらしい。
ハーレーは13という数値が理想とされているらしく、そのラインに近づくように調整されています。
って説明されたけど素人には良く分からない。


ちっょと余談ですが、↑はエボソフテイルをダイモナで計測して貰った時のグラフ。
エボリューション1340ccと、ツインカム1690ccで20馬力くらいしか違わないのか・・・。
>>過去記事/エボソフテイル 馬力測定

インジェクションチューニング
週末、高速も峠道もあるルートで更にテストランをしてきた。
このツーレポのコースですわ。
全体的にそれぞれのギアがカバーしてくれる速度域が広がっていました。
高速以外では使い道のなかった6速も下道で使えるレベルになってた。
一層ストレスを感じない、快適なバイクになったぜ!!!

 

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排気音にも少し変化が。
こちらはチューニング前の排気音。

 

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こっちはチューニング後。
・・・動画じゃ違い良く分かりませんよね。
インジェクションチューニングをすると、一般的には排気音が低く、籠った音質になるみたい。
自分のロードグライドも、ほんの少しですが音が低くなりました。大きな変化という程ではありませんでしたが。
(ヘッドホンや良いスピーカーで聞き比べると何とか違いが分かる)
因みにアイドリングは1,000から800まで落として貰った。

今は燃費重視のセッティングのプログラムが入っているらしい。
お店に行けばパワー重視にしたり、気になる所の微調整はサービスで対応してくれるらしい。
暫くはコレで走って、飽きてきたらパワー重視のプログラムでも入れて貰おう。

そんな感じの、インジェクションチューニングの感想でございました。

ローライダー
さて、次回はあの人の新兵器の話でもネタにしようかしら。

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ロードグライドでインジェクションチューニング」に2件のコメントがあります

  1. TCはよくチェーンテンショナーが逝かれるようで、カム交換とカムのギヤー化する人が多いですね。

  2. 2007年からのTC96以降は対策されているようで、10万キロくらいは壊れず使えるそうですよ。
    カムギア化するべきかと思いましたが、行きつけのバイク屋さんはカムギアにすると、チェーンの遊びが無くなる分、色々な所の調整がシビアになるので辞めた方がいいと言われましたね。
    パワーを求めている訳では無いのでカムギア化は今の所予定なしっす。

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