バイク人生に影響を与えた5冊の本


はい今週も特にツーリングやカスタムのネタはありません。
なので、猫好きの部屋に転がっていた、
猫好きのバイク人生に大きな影響を与えた本を5冊紹介します。

この20年ですっかりインターネットが世の中に定着してしまったせいか、
ここ数年はすっかり本を買わなくなってしまいました。
なので、どれも20年くらい前の本ですね。おじさんの昔話と共にお届けします。
知っている本や共感する所があると嬉しいです。
無断転載だ!と騒ぐ奴はこんな弱小クソBlogには湧かないと思うので遠慮なくスタートします。


月間オートバイ(1999年10月号)
猫好きが18歳の頃に初めて買ったバイク雑誌。
ファイナルファンタジーⅦのクラウドに憧れて漠然とバイク乗りたいと思ってる時に買った、
1999年の販売中車両を纏めたカタログのような特集の号です。


バイクを買うまで何度もこのラインナップカタログを見ていましたね。
何のバイクを買おうか、この本から選んだようなものです。
V-Max1200に憧れていましたが、大型免許が取れる年齢ではなかったので、ヤマハのXJR400を買おうかと思っていました。
結局、予算の関係で自宅近くにあったレッドバロンでボルティ250かSRX400の二択になってしまったのですが。
1999年当時はネットで日本中から車両を探す事はできず、
レッドバロンの全国販売網から探すしか無かった時代です。


最初のバイクはSRX400を選んだのですが、後にVーMAx1200もSRX400も同じデザイナーが作ったバイクと聞いて、流石俺の目は確かだなと思ったものです。
でも、もう少し金を出してSR400を買っておけば良かったなと思わなくもない。
当時はSRX400の方がカッコよく見えたのだ。


昔はハーレーより国産アメリカンの方がカッコ良く見えていましたね。
ハーレーのデザインは無骨過ぎと思っていました。


SportsterⅣ(2001年6月号)
当時、年2回刊行されていたスポーツスターの雑誌。
三重の山奥にあるサーキットでハーレーの試乗会があり、そこで大型免許も無いのにスポーツスターに乗ってから、自分のバイクにの価値観が大きく変わりました。
それからずっとハーレー至上主義ですね。


当時はリジスポと初期型ツインカムが新車で売られていた時代。
ツインカムは大人しいモノでしたが、リジスポの「ザ・内燃機」といった荒々しい乗り味に一発でやられ、
V-max1200への憧れはどっかに行ってしまいました。
すぐにこのスポーツスター本を購入し、大型免許取って新車でスポーツスター買うまで何度も読み返しましたね。
ハーレーというよりは、スポーツスターのスタイルに憧れていました。


当時はまだスポーツスターをセンス良くカスタムしているショップは少なかったかな。
やはりスポーツ路線のカスタムが多かった印象があります。
そんな中でナイスのカスタムは流石ですね。
ナイスの岡田さんに髪がある・・・・


VIBES(2000年12月号)
確か自分が本屋で初めて手に取って立ち読みしたVIBESです。
2000年12月号という事は、猫好きはまだ19歳ですね。
当時アメリカンバイクにあまり関心が無かった事や、少々エッチな表紙に童貞がビビっていたという理由で、これまで手に取ったことが無かったのだと思います。


この号の特集は第8回バイブズミーティング高知。
この年の高知、会場が河川敷だったのですが、イベント最終日の早朝に上流のダムが勝手に放流を始めてしまい、
参加者は日も登らぬ時間から水浸しになった会場からバイクで脱出するというトラブルがあったそうです。
今聞いても無茶苦茶な話ですね。下手すれば酔っ払いがそのままテントごと流されかねない事件です。


だいぶVIBESが悪者にされて報道されたという話も聞きました。
しかしその出来事をVIBES紙面ではいつものように、詩的で美談とも映る文体で描かれているのです。
何言ってんだこいつらアホか?


と衝撃を受けたのと同時に、そのメチャクチャさや、タイヤを半分水没させながら走っているチョッパーがカッコイイと思った。
何とも複雑な感想を抱きましたね。オモシレー奴って感じです。
このインパクトから、毎月VIBESを立ち読みするようになり、時々購入したり、ブックオフで売ってるバックナンバーを買い漁るようになりました。
今や我が家には1997年~2015年くらいまでのVIBESが山ほどあります。
今も昔もやってる事も乗ってる物も一緒だから、どの時代のVIBESを読んでも面白いです。
間違いなく影響を受けた記事だったと思います。


VIBES(2002年8月号)
またVIBESです。


この号の特集は旅するバイカーの特集でした。
その中に紹介されてた、長野の22~24歳の若者5人組が、ショベルチョッパーにキャンプ道具を積んで日本一周した事の記事。
たった6Pの記事ですが、最高にかっこいい記事でした。
今でもVIBESでこの記事より熱い特集は無いと思っています。


コレの影響を受けて、バイクに荷物満載してロングツーリングするようになりました。
この5人が自分にに与えた影響はとても大きかったと思うのですが、他のVIBES読者がどう感じたのか気になります。
最近ではキャンプよりも宿に泊まる派になってしまいましたがね。。。


ZERO CHOPPER SPIRIT(2000年)
何が切っ掛けだったかは忘れてしまいましたが・・・・
イベントや雑誌で見かける、グースネックとスプリンガーの組み合わせ、いわゆる「ゼロスタイル」が少しずつ気になり始めていた頃。
どっかのカメラマンが自費出版でゼロエンジニアリングの写真集を出して、愛知を中心としたバイカー系のお店だけで売られていました。


当時はゼロに制作依頼すると4年待ちという位の人気でしたし、
そもそも旧車を維持するという覚悟は今になっても持てずにいますので、
写真集を見て憧れるだけ終わってしまいました。


しかし、これが当時乗っていたスポーツスターに与えた影響は大きく、
あっという間に旧車かぶれのビンテージなスタイルになってしまいました。
これはこれで目立って、当時のネットやってるハーレー乗り界隈ではそこそこ有名なバイクになっていました。
因みに今乗ってる二代目スポーツスターは、スポーツスターらしい王道のスタイルで楽しんでいます。


以上、猫好きに影響を与えた5冊でした。
印象に残ったり影響を受けた本というものはこの5冊以外にも幾つかありますが、
この5冊に限っては特別影響が大きかったような気がします。

最近では本を買わずWebメディアやSNSでバイク養分を摂取しているため、
このように形で残る思い出も無くなってしまいました。
そんなWeb黎明期に生まれ、20年間も蠢き続けてきた当クソBLOGも、
この本達のように誰かに影響を与えたものになれると嬉しいですね。

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バイク人生に影響を与えた5冊の本」に2件のコメントがあります

  1. 旧サイトの頃から20年弱拝読させていただいております。
    スポーツスターが欲しかったのですが社会人になったばかりで金が無く店に行っても相手にされないので、ネットで情報を漁る毎日のなか、設立したばかりのバージンハーレーから辿り着きました。
    猫好きさんのテキストを読みながら、ハーレーに乗れば何か楽しいことが起こりそうだと思って見ていた事を思い出します。
    何年後かに03の883を購入し、ツインカムダイナ、09の1200と乗り継ぎ、今はミルウォーキーのFLHTに乗っています。
    あの頃は色々なサイトが乱立してましたね。ブックマーク付けながら毎日全部チェックしていましたが、ハーレー関連のページ はもはや当サイトくらいしか覗かなくなりました。
    私がハーレーに足を突っ込んで今も楽しめているのは猫好きさんの影響が少なからずあります。これからも眺めるばかりですが、更新楽しみにしております。
    長文失礼しました。

  2. >>774RRさん

    いつも当クソBLOGを見ていただき本当にありがとうございます。
    確実に774RRの人生へ悪影響与えているような気がして草でございます。

    SNSが定着する前は色んな人がバイクサイトやってて、
    それぞれバイクに対する接し方に特色が出ていて楽しかったですね。
    (今思えば読みづらいサイトが多かった・・・)

    確かに2005年頃に乱立していた個人バイクサイトはことごとく死に絶え、
    今も生きているのはウチくらいですかね。
    昔はインターネットの妖精を自称しておりましたが、
    ここまで来ると自分はインターネットに宿る妄執か怨念ではないかと思う時があります。

    これからも夜露死苦お願いいたします。

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