お久し振りです。
猫好きです。
横浜ホットロッドショーも見送り、
バイクネタがありませんが、
買い物ネタとしてこんなものを買いました。
これです。
ハクキンカイロ。
懐炉です。ホッカイロ。
内容物。左のiPhone4と煙草は大きさ比較用。
普通の使い捨てカイロではなく、
燃料を入れて燃焼させることによって熱を得るタイプのカイロ。
真冬でもカイロを使わない猫好きですが、
使い捨てカイロとは比べ物にならない程の熱量を発するという事と、
何よりキャンプ道具に通じる、道具としての風情やカッコよさに惚れて買ってしまいました。
燃料はベンジン。ジッポーの燃料やホワイトガソリンも使えます。
使用燃料によって燃焼時の匂いが強かったり弱かったりするらしい。
純正ベンジンよりもジッポーのオイルの方が匂いが少ないとか。
専用カップにベンジンを規定量注入し、
火口に少しだけライターの火を近づけると・・・
静かにベンジンの燃焼が始まり、熱を発します。
火口は暗い所なら赤くなっているのが見える。
空気の流れに合わせて火口のガラス繊維の中で火が揺れています。
これは別に火が燃えている訳ではなく、
揮発したベンジンと火口の白金が触媒燃焼を起こしているのだそうです。
え?意味が良く分からないって?
俺も良く分からないよ。
温度は自動販売機で買ったホットのコーヒーくらい。
少し熱いけど素手で握っていられるレベルです。
でもフタを外してたら空気が多く入ってしまったせいか急に熱くなって来て驚いた。
付属の布袋に入れて使う。
タンク内のベンジンはスポンジに染み込んでいるので、
カイロを傾けても逆さまにしても問題はないらしい。
ゴイスー。
なかなか面白い道具です。
自分は最近まで知らなかったのですが、
コレは別に目新しい最新のエコ商品とかではなく、
大正時代から使われていた物なんだそうです。
数年前にネットで話題になり、また人気が出てきたのだとか。
布袋に入れて使う。普通に熱いからね。
使い捨てカイロのように、貼った所だけが暖まるというよりは、
これは熱気を放つレベルのものらしい。
真冬のツーリングに、ジャケットの下で首からぶら下げて使ってみよう。
燃えている訳なので、
風が当たり酸素供給が増えると熱量が上がるらしい。
逆に冬用ジャケットの下で空気の巡りが悪い所で使うと
酸欠気味になって熱量が減るとか。
あと簡単に消す事が出来ないのが不便かな。
熱くなった火口を外したり、ジップロックのようなもので密封し
酸素を断ってやれば消えるみたいだけど、
お手軽ではないし説明書に載ってる使用方法でもない。
基本は燃え尽きるまで燃えっぱなしというモノみたい。
ベンジンの供給と、シーズンごとの火口の交換(700円)程で
何度でも使える使い捨てカイロの13倍の熱量を放つカイロ。
といっても、コストパフォーマンスが良い訳ではありません。
まとめ売りの使い捨てカイロの方が安いし、お手軽。
でもええねん。この雰囲気が欲しかったんだから。
真鍮製のボディなので、フタを空けるとシュキン、と涼しい音がします。
こういう所地味にポイント高いよね。
片道30分の通勤で使う程でもないので、
今度のツーリングにで使ってみて、また観想でも書き込みます。