前回のツーリングレポで取り上げた奈良カブミーティングに至るまでのツーリングについて語ります。
名古屋から奈良までカブで走るのはなかなか苦行だな!?
2020年9月20日(日) AM8:45
カブミーティング前日に出発し、ぶらぶらしながら一泊してイベントに参加します。
朝早く出発しようと準備したのに雨が降り出してしまい、少し様子を見てから出発。
若干遅めの出発となる。
ルートは名古屋から国道1号で桑名に出て、国道421号で西に向かい、東近江市で国道307号へ乗り換え、奈良市の北東あたりに出るルートを走る。
カブでは高速道路はおろか、名阪国道にも乗れないからな・・・。
国道421号の石榑トンネル。
身軽なカブだから旧道を走ってやろうと思ったが、それは帰りに時間が余ったらとする。
が、後から知ったが、もう旧道は車もバイクも通れないように閉鎖されてるらしいね。
これは2014年、トンネルが出来た少し後に走りに来た時の写真。
山頂に道幅2mのコンクリートブロックが設置された頭悪過ぎ峠です。
こんなもの山頂に置くなら峠の入り口に置け。
初めて行った時は、まだトンネルも無かった2006年。
コンクリートブロックの前で通れないと分かったトラックが転回失敗しスタックして道を塞ぎ三重側の道も滋賀側の道も塞ぎ地獄と化していた。
あの後どうなったのか今でも気になる・・・。
はい、話を戻して石榑トンネルを使い鈴鹿山脈をパスする。
トンネルの長さは4キロとなかなか。
後続車が居なかったので、トンネルの退避場に入ってみる。
トンネルのこういう所で止まってみたの初めてかもしれない。
結構ゴミが溜まっている。どこのゴミが捨てていくんだろうね。
ゴミはゴミ同士仲良くしろよ。
国道307号に入り南下。
信楽に入ると、所々で渋滞に巻き込まれる。
すり抜けもし辛く、なかなか大変だった。
国道24号と合流したら曲がらないといけなかったのですが、いついつ通り過ぎてしまい遠回りになってしまった。
が、24号の奈良方面の道は結構渋滞していたようなので、結果的に遠回りの方が早かったかも。
写真は同志社大学。
懐かしいなぁ(特に意味のない匂わせ学歴詐称)
14:30頃に奈良市内の回転寿司・さんきゅうに到着。
名古屋から奈良まで6時間近く掛った事になる。
モさんにオススメされていたので昼飯ここまで我慢して走たぜ。
ランチなら1,000円で腹一杯と聞いていたが、日曜日はランチ無かったぞクソが。
適当に食いたい物食って1,500円でございました。
美味かった。
さて、ここからカブミーティングの会場も予約したホテルも1時間と掛からず行けるが、まだ時間が早い。
で、あらかじめ行こうと決めていた「暗峠」という奈良と大阪を繋ぐ峠道へ行く事に。
何でも日本で一番急勾配となっている車道らしいのです。
そんな恐ろしい峠道、ハーレーなんかじゃとても行けないので、カブで来たこの機に行ってみる。
しかし、暗峠に続く国道308号がどうしても見つからない。
はて、GPSではこの道が国道308号だと言ってるのだが・・・。
おぅ、この道でOKそうだな・・・。
こんな路地裏の狭路が国道なんだな・・・すごいな・・・。
ストリートビュー見てみると、どうみても国道じゃない道が続いている。
暗峠やべぇな・・・
車のすれ違いが出来る所の方が少ねぇぞ・・。
と思いながらカブで走っていると・・・。
街に出た!!
違う、今まで走ってたのは暗峠ではなく、ひとつ手前の峠道だ!!
榁木峠というらしい・・・。
もう暫く308号を走り続けると、何度かこのような警告板が現れる。
そして遂に暗峠の標識が!
ここからが本番のようだが、割ともうお腹いっぱいだよ。
グイグイと勾配のある道を登っていく。
この勾配である。
峠を登り切った辺り。
奈良の街が見えます。
街のど真ん中に横たわる緑の帯が、さっきまで走ってた一つ手前の峠道ですね。
このトンネルを抜けると・・・。
峠道の頂上に。
何故かここは石畳。かなり質が悪く車が走るには凹凸が激しい。
こんなんでも、ここは国道である・・・。
峠を下る。
この先に日本一勾配のきつい車道があるらしい。
ついた!!!
写真じゃ傾斜がちっとも伝わらねぇ!!!
S字カーブの真ん中で撮影。
カーブのインとアウトでも結構傾斜が違い、イン側は確かに鬼畜のような傾斜。
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動画も撮ってみる。
傾斜のキツさ伝わるかな??
奈良側から来ると、このカーブを下る事になる。
折角だから、少し坂を下ったらUターンして登りにもチャレンジしてみたが、
カブの2速では登れなかったよ・・・・。
ハンドルで上体を支えてないとバイクに乗っていられないくらいの下り坂を暫く走ると、大阪の街が見えてくる。
やっと峠を抜けたぜ!!
カブでもまぁまぁ大変だった。
乾燥重量425キロのロードグライドや、フットクラッチの絞りハンドルソフテイルで来ていたら、
絶対山の中で泣いてたと思う。
そしてここから一直線に山を下っていく。
フツーはジグザグに道を作るものですが、大阪の人は短気なのか山の斜面に対してまっすぐ道を敷きやがった。
この暗峠・・・というか、308号、何が凄いって、
載せた写真の様子を見ても分かると思いますが、
こんな急勾配で狭い道の周りに、そこそこ人が生活している
というのか凄い。
この道自体は奈良時代からあるそうなので、古代から人が住み続けているからなのだろう。
正直、日本一の急勾配より、308号の周辺環境の方が凄いと思ってしまった・・・。
そんな感じの奈良の旅前編。
後編に続く!!!