2012年式のロードグライドのハンドル交換をしました。
ライディングポジションの感想や取り付け時のお話などを纏めてみる。
ノーマルのハンドルは175cmの猫好きでも、シートに深く腰掛けた状態では腕が伸びきってしまい、非常に乗りづらい。
2015年式からは大分手前に引かれたハンドルになっているんですけどね。
ハーレーのツーリングモデルのハンドル・・・これがまた2008年以降の電子スロットルに適合するものから選ぶと選択肢が少ない。
なおかつ、先日のマフラー探しでdisったのと同じように、ツーリングモデル用のハンドルもセンスの欠片もないクソデザインばかり。
しかもハンドルバー単体で2万も3万もする。
アホか。
しかし幸いなことに、ロードグライドは↑のエレクトラグライドのように、ハンドルがカウルの中から伸びる特殊な形ではなく、ごく普通の形状。
付けようと思えばどんなハンドルでも取り付けられる。
散々迷って選んだのが、ネオファクトリーのローライズバー。
6,000円のフツーのハンドルです。
そう。フツーでいいんだよ。
ハンドルを尖らさせたり変な装飾を付けるな。
そんなえげつないハンドルが似合うのはフルカスタムしたバガー()だけだ。
ネオファクトリーのBLOGの取り付けイメージ。
猫好きのロードグライドは電子スロットルなので、ハンドルのエンド部を加工したりしなければなりませんが、頑張れば取り付けられる。
無論、頑張るのは俺ではなくバイク屋さんである。(なにもできない)
で、こうなりました。
角度を絞り、手前に引いた事で腕にゆとりを持った状態でハンドルを握る事が出来るようになりました。
グリップ位置もより風防効果のある位置に収まった。
シートに深く腰掛け、上体を直立させた状態でも腕にゆとりがあり、とても楽ちんなライディングポジションになりました。
猫好きは昔からハンドルを絞りたがる癖があるのですが、このクソ重いロードグライドであまりふざけた絞りハンドルにすると車重を支えきれなくなるので、今回はこれくらいで勘弁してやった。
絞りハンドルほんと落ち着く・・・。
ただ、ハンドルを使ってバイクの押し引きをする時に力が掛けづらくなってしまった点だけがマイナス。
とはいえ、実質このバイクは跨った状態でシート前面のせり上がりをキンタマで押して前進させる乗り物です。
ハンドルは車体を支えるだけ。
足の力とキンタマのプッシュ力があれば取り回しは問題無い。
無論、バックはケツ圧が命である。
バイクの左側に立ってハンドルを握って取り回しとか怖くてよーやらんわ。
ずっとツアラーのシートの前はこんなせり上がったデザインしてるんだろうと不思議に思っていたが、キンタマでバイクを押すためのクッションだったんだな・・・。
角度が絞られたことで、低速時、ハンドルを使って曲がる時にグリップが内側に来すぎてハンドルを支えきれないかも・・・
と心配していましたが、むしろシッカリと脇が締めやすくなってハンドルの切れ込みを抑えやすくなった。
そしてこのハンドル、思いのほかコンパクトで、ハーネスもケーブルも延長なしで取り付けられました・・・!
クラッチワイヤーだけ取り回しが変わってるけど、予定より安く上がってラッキーでした。
ただ、ツーリングモデルはハンドルスイッチボックスから出るハーネス類が多いせいか、ハンドルのディンプルにハーネスが収まりきらず、少々追加の加工が必要になったみたい。
ネオファクトリーはツーリングモデルにこのハンドルを付ける奴はいねぇだろと思っているのかな。
エレクトラグライドはダメだけど、ロードグライドのハンドルは、電子スロットル対応の加工さえすれば、どんなハンドルも取り付けられますので、ハンドル選びに迷ってる人はカスタム屋さんなどに相談してみてはいかがでしょうか。