K1600Bに4,000km乗った感想


お久しぶりです。
猫好きです。
BMW K1600B(2017年式)が納車されて1カ月が過ぎました。
ちっとも遠出してないのに、毎週近場をチョロチョロ走ってたら
いつの間にか1,000km以上も走ってた。

2023年8月、4,000キロ走った頃に感想追記しました。
1,000キロ走った時とほぼ感想は変わりませんが・・・。

BMW K1600B
そろそろこのバイクにも慣れ、良い所・悪い所が見えてきたのでレビューを書き殴ります。
前提として、自分はこれでまハーレーを始めとする2気筒エンジンやシングルエンジンのバイクばかりを乗り継ぎ、
4気筒以上のバイクやスポーツ志向に振った特性のバイクはK1600が初めてとなります。
どうしても評価は、
ハーレーと比べて・・・
国産の古いシングルエンジンのバイクに比べて・・・
という感想になっている点を留意ください。
比較対象としてはクソみたいなバイクばかりで草。


ハーレーツーリングモデル以上の風防性能

これまで乗っていたロードグライドウルトラに比べて、K1600Bはフロントのカウル面積が少ないので、
風防効果は下がるかなと思いましたが、寧ろ良くなりました。
特にハーレーツアラーはフロントカウルとレッグシールドの間、
膝のあたりが風直撃するという欠陥を抱えているのですが、
K1600Bは脛から下以外はほぼ走行風が当たりません。
フットボードに足を乗せれば、脛にも当たらねぇ。

ただ、腕や肩を撫ぜる巻き込み風はハーレーよりちょっと多い気もする。
これは長距離、高速になる程気になってきますね。
1600Bのシールドはショートタイプなので、
K1600GTLなどのノーマルシールドや社外品のシールドに変えれば
もっと風防効果は良くなりそうです。

>>結局スクリーンをワンダーリッヒのCRUISE スクリーンに交換しました。

K1600Bダイナミックイーザー
乗り味を変えるサスペンションの切り替え機能

走行中でもサスペンションの設定が手元のコントローラーで出来ます。
別に必要ない機能だと思ってましたが、使ってみるとなかなか良いですね。
「クルーズ」モードにするとフワフワとした乗り心地でとても良い。
ただ、コンクリートの継ぎ目の多い街中などは、クルーズだとボヨンボヨンしてしまう事がある。
その時はサスペンションを「ロード」に切り替えると、サスはコツコツとやや硬い乗り心地になるが、
車体はボヨンボヨンしず、すぐにショックを吸収して車体の反動を最小限にしてくれる落ち着いた挙動になります。
この2種類を使い分ければ、どんな道も快適な走れそうです。

K1600B走行モード変更
走行モードの切り替え機能

走行モードは「レイン」「ロード」「ダイナミック」の3種。
スロットルを開けた時の加速の鋭さが変わります。
これも要らない機能かと思ってましたが、
走行モードを最もレスポンスが鈍い「レイン」に、サスペンションを「クルーズ」にすると、
大分モッサリとした乗り心地のバイクになります。
このモッサリ感が落ち着いていてなかなか良い。
案外、ハーレー乗りやのんびり走りたい人にはこのモードが合っているかもしれません。
峠道の登りだと「レイン」は流石にモッサリしすぎなので、「ロード」にすると快適です。
ダイナミックの使い道は分からん。

BMW K1600B
楽ちんオートシフター

これも要らない機能かと思いきや、納車1日目でもう必須級な機能だという認識に変わりました。
シフトアップはスロットルを空けたまま、クラッチを握らずシフトペダルを蹴り上げていくだけ。
シフトダウンはスロットルを閉じて、クラッチを握らずシフトペダルを踏みこんでいくだけ。
それだけでスコスコとシフトアップ・ダウンが出来てしまいます。

シフトチェンジの度に行う、クラッチ操作とスロットル戻しが必要なくなるのが、
ここまで楽になるとは思いませんでした。

普通にクラッチ握ってのシフトアップも出来ますが、
流石6気筒エンジン、スロットルを空けると一瞬で回転が上がるので、
ちょっとクラッチを握るタイミング、スロットルを戻すタイミングを間違えると、
すぐにブオン!とエンジンを空ぶかししてしまう。
2気筒やシングルはスロットルを空けても、すぐに回転が上がらないので空ぶかししてしまう事は無いのですが
スロットルレスポンスの鋭いバイクのシフト操作って難しいね。
(10台以上バイクを乗り継いできましたが、2気筒以上のバイクを所有するのは初めてなのです)
そのため、猶更自分にはオートシフターが有難い装備でした。

K1600Bツーリング
勝手に曲がるコーナリング性能

カーブの先を見てるだけで勝手にバイクが曲がっていきます。
これまでブレーキ掛けたりシフトダウンしていたカーブでも、スルッと曲がる。
ロードグライドはカーブの度にオルゥア!オルゥア!とバイクを曲げていましたが、
(前後サスをハイパープロに変えたら大分マシにはなったけどノーマルは酷かった)
K1600Bはもうホント自然に曲がってくれる。
というかこれまで乗ってきたバイクの中で一番良く曲がる。
バイクってこんなに曲がる乗り物なのか・・・。
(比較対象がクソ過ぎるというのはあるけど・・・)

K1600B ABS
前後連動ブレーキの扱いやすさ

停車時、前ブレーキによるフロントの沈み込みが皆無。
バイク全体が沈み込むようにして停車し、バランスを崩す事が無い。
すげーサスペンションだなと思ってましたが、これはサスペンションというより前後連動ブレーキのお陰のようですね。
ブレーキレバーで前後ブレーキが利き、ブレーキペダルは後ろブレーキだけが利く動きをします。
あとブレーキレバーを強く握るとパーキングブレーキのようにブレーキを固定出来ます。
発進すると自動で解除されるので坂道発進も安心。(使わんけど)
傾斜のある信号待ちで右手離して荷物やスマホをゴソゴソする時にはとても便利です。

K1600Bのリバースギア
リバースギアの安心感

やはり有ると超絶有難いし安心感がある。
重いバイクはヘタな場所に停めると脱出するのに凄い苦労する事がありますが、
バックギアがあるとそんな事を気にせずにバイクを止める事ができます。
この心理的な解放感は大きいです。
とはいえそんなアホな場所にバイクを止める事も無いので使う事も無いのですが・・・。

地味に嬉しいキーレスRide

物理鍵がありません。
ポケットから鍵出さなくてよいのはなかなか快適ですね。
グローブした後に鍵刺してなかったの気づくのカッタルイですもんね。
そういうのが無くなり、地味に快適。

見た目のわりに車重が軽い

いやいや、装備重量350kgは重いだろ。
と言われそうですが、ハーレーのツアラーに比べたらまぁまぁ軽いです。
シートも低く、クッソ前傾しているエンジンのお陰で重心も低く、
ハーレーのビックツイン乗ってる人なら同じ感覚で乗れます。
ハーレーのウルトラや、ゴールドウイングは装備過剰だ、
という人には丁度良いバイクだと思います。

 

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エンジンフィーリングがつまらない

はい、ここからK1600Bのイマイチな所です。
当然乗り換える前から分かっていた事ですが、ハーレーの荒々しいドコドコエンジンの面白はには到底敵いません。
自分が面白いと感じるベクトルによって感想は人それぞれだとは思いますが、
シングルやVツインが好きな自分にとっては面白みのないエンジンです。
とはいえ、面白さが無い代わりに不快感も一切ないエンジン。
ハーレーのエンジンの面白い所は、状況によっては不快に感じる時がありましたが、
K1600は、いつでもどこでも普通に快適、って感じかな。

K1600B スピーカー
オーディオボリュームのスピード連動機能と音質に不満

ハーレーのオーディオは、加速すれば勝手にボリュームが上がります。
BMWのオーディオにもその機能はあるようですが、その上がり幅は小さいです。
設定で「SーVolume」というものがあり、そこで調整できる筈ですが、効果が少ししか感じられない。
ディーラーに聞いたらこんなものらしく、みんな手元のコントローラーで信号待ちの時に手動でボリューム調整してるらしい。
地味に・・・いや、結構不便な所だな・・・。

スピーカーの音質については以前乗ってた2013年式のハーレー・ロードグライドウルトラのハーマンカードン製スピーカーの方が良かった。
BMWの純正スピーカーは音が薄っぺらいです。
バイクのような音楽を聴く上で劣悪な環境下でスピーカーに拘っても大した意味は無いし、
音質に拘りがある訳ではないですが、どうしてもハーレーのスピーカーと比べてしまい、なんかチープだなぁと思ってしまう。

K1600Bのステップ
ステップが邪魔

足を下した所にあるデカいステップが邪魔。
シートが低いバイクなのに、このステップのせいでかなり足つきが悪くなっており、非常に勿体ない。
社外品で邪魔にならない小さなステップが売られているが、3万円もするので購入に躊躇する。
もう少しステップ後ろでもいいかと思いつつも、そうなるとライポジが窮屈になりそうで、難しい問題でもある。

>>追記/アールズギア製のミニステップに交換して大分改善されました

エンジン熱が足先に溜まる

真夏だとエンジン熱でつま先が凄く熱いです。特に右足。
カウルのお陰でつま先に風があまり当たらないので、どんどん熱くなっていく。
これが嫌だからつま先の前にシリンダーがあるボクサーツインモデルを避けたのですが、
K1600の並列6気筒もあまり変わらなかったです。
K1600Bなのでフットボードに足を投げ出せばエンジン熱からは逃れられるので、
K1600GTとかよりはマシかも。

バックギアが爆速

爆速は言い過ぎかもしれないが、バックギアで後退するスピードがまぁまぁ速い。
セルボタンを押すとバックする仕組みなのですが、ボタンを押し続ける事はできませんね。
ちょっと押して離して、ちょっと押して離して・・・みたいな使い方になります。
ずっと押しっぱなしでバックするのは危険かも。

ギアが何速に入ってるか体で感じられない

エンジンが静かすぎるため、気づいたら3速80キロで走ってたという事も。
メータに今何速に入っているかという表示があるので、それを見れば分かるのですが、
エンジンの振動具合で今の回転数がどれくらいかが分かりづらいです。
シングルや2気筒エンジンにしか乗ったことないからかな?
4気筒とかに慣れてる人なら分かるのかな?

ABSがすぐ効く??

普通にブレーキ掛けて止まっても、ブレーキからコツコツコツッと振動を感じる。
どうもABSが利いてるっぽい。
この車体の個体差のせいか、もしくは自分の体重のせい(53kg)か不明ですが、
ちょっとだけ不愉快です。


横幅がでかい

横幅が1mもあります。
特にリアボックスの張り出しが凄く、多分フロント周りよりリアボックスの方が広い。
なのですり抜け時に内輪差とかでリアボックスをぶつけないかと少し心配です。
・・・・多分余計な心配だとは思いますが・・・。
あとバイクカバーの横幅もパツンパツン。
対応車種にK1600Bが入ってるカバーでもパツンパツンだった。
バイクカバー掛けると体積が凄く、水上バイクでも仕舞ってあるんじゃないかと思う位デカく見える。


写真の撮り甲斐が無い

バイク自体のスタイルが地味なので、ツーリング先で景色とバイクを写真に撮ってもなんか満足感が足りない。
オールブラックというカラーリングもあるのだろうけど、やはりバイクとしての造形美が自分的にはイマイチ。
ハーレーはどの角度から撮ってもカッコいいなぁ~と謎の満足感があった事を再認識しました。

K1600Bポジション
ポジションが面白くない

この不満は何とも言葉にし辛いのですが・・・・
なんかポジションが面白くない。
ポジションについては足を投げ出せるフットボードもあって全く文句の無いラクラクポジションなのですが、
ロードグライドに乗っている時に比べて、なんか面白くないのです。
ロードグライドの方が、ポジションに自由度があったというか・・・
K1600Bは、決めたられたポジションに体を嵌め込まれているというか・・・
なんか、そんな感じの窮屈さを感じるのです。
体の窮屈感ではなく、心の窮屈感とでも言うのでしょうか・・・。


K1600B
以上、K1600Bを1,000km走らせて感じた事でした。
こうして書き出して見ると、不満点結構あるな。
とはいえ、良い所の裏返しだったり、単なる言いがかりのような不満点ばかりですが・・・。
この不満点を何とかするためにカスタムしなければ!!
という所はステップが邪魔で足つき悪くなってるという点くらいですかね。
それ以外の不満点は解決しようとまでは思いませんね。

箱根ツーリング
ロードグライドの時は、不満点解消するために色々とカスタムをしましたからね・・・。
その手間はK1600Bには必要なさそうです。
ほんま良くできたバイクですよ。

K1600Bツーリング
確かに面白みの薄いバイクですが、
バイクとしての機能は、どの面を取っても非常に高いのではないかと思います。
確実にハーレーのツアラーより快適です。
(面白いかどうかという点は置いといて)

人それぞれ、バイクに求める物は違うと思いますが、
快適性に全振りしているバイクが欲しいというのであれば、K1600シリーズはとても良いバイクだと思います。
快適さより、カッコよさとか、エンジンの面白さを重視する人はハーレーに行った方がいい。


K1600B、ハーレーのツアラー乗りにまぁまぁ刺さるバイクだと思うんだけど、
全くバイクイベントとかで見かけませんね・・・。
もっと流行ってもいいと思うんだけど・・・。
そんな感じのK1600Bのレビューでした。

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