会社の金で東京観光3日目。
今日は栃木県にある大谷資料館に行きました。
採石場跡にある地下神殿、といえば分かる人も居るかと。
宿のある上野から大谷資料館まで約120キロ。
上野のバイク街でレンタルバイク借りて向かおうと思ったけど、
ずーっと街中の道路を走るだけのつまらない行程になりそうだったので、
電車で向かう事に。
新幹線だと1時間無しで行けるれど片道4,000円以上もする。
快速ラビットとやらに乗れば乗り換え無しで1時間半、運賃は2,000円以下。
時間は余ってるので後者で向かう事に。
ただ座席のシートが硬く、1時間半以上も座ってるのは少し苦痛だった。
700円払えばグリーン車に乗れるらしいので、帰りはそれを利用するかな。
宇都宮駅からはバスで30分。
時間まで少し間があったのでマックでメシ食ってたら、
バス停に行列出来てて座れなくなってしまったよ。
これだからマックは。
大谷資料館に近づくと、
道の周りに立つ家の外壁や塀、
蔵に石畳に階段など、茶色い斑点の付いた白い石が使われているのをよく見るようになる。
これが大谷石という奴らしい。
写真の山にめり込むような建造物は一瞬岩山を切り出した建物か!?
とも思ったが違う模様。
到着。
周りの山は岩山ばかり。
凄い所だ。ドラゴンボールの悟空が修行してそうな所だ。
バス停から5分ほど歩くと・・・。
資料館へ到着です、ってスゲー!!!
なんだここカッコイイ!!!
とりあえず休憩所で一服。
ここも岩山を刳り貫いて作られた空間。
刳り貫かれた岩の上に積もった土と緑から雫が落ちている。
自然と人口が作り出した侘び寂びを感じる。
刳り貫かれた岩山だらけ。
現代アートの匂いがする。
資料館へ。
建物自体は小さなもの。
凄いのはこの地下である。
坑道に降りる前に展示室を見ていく。
ここから少し離れた所には岩山から削り出した観音様があるらしい。
今回は素スルーしてしまったが、気になるヒトはGoogle先生に聞くといい。
昔は一人で80キロもある石を背負い、坑道から運び出していたらしい。
足場も怖いなぁ・・・。
もうファンタジーの写真だよ。
ドワーフの国とか地下神殿とか大空洞とかそんな写真だよ。
愛知県民にも馴染み深い、明治村の帝国ホテルも
この大谷石を使った建造物らしい。
20へぇ。
さてさて、坑道へ続く階段を下りていくと・・・
その先には巨大な空間が。
天井は3、4階建てのビルが納まりそうなほどの高さです。
写真では見ていたものの、実際に目にするとその空間の広さに驚く。
二つの目玉で見ないと、こういうのは感じられないからね。
それにしても綺麗に刳り貫かれている。
そして何処の空間も全て同じ石なんだな。
土が露出していたりしても良さそうなものですが。
アート作品の展示もしていた。
やはり現代アート寄り。
この奥は多分非公開エリアで何も無いんだろうけど、
ただの壁に照明を当てておくだけでカッコイイとかズルい。
写真は大分明るく写っていますが、
実際は結構暗いです。
うーん、いちいちカッコいいなぁ・・・。
ピラミッドの中とか言っても信じそう。
何やら写真が展示してあります。
様々な映像作品のロケ地としても使われているらしい。
Xのフォーエバーラブとか90年中ばの曲だよな。
そんな前から公開されている場所だったのかここは。
GLAYのソウルラブもココだったのか。
懐かしい。この時代のJ-popは無敵だった。
あらら、るろ剣の映画もか。
お、ここは水が溜まってる。
というか他の所は水の染みすらなかったな。不思議だ。
ここからしか見れなかったけど、
何か悪魔召還できそうな場所が。
なんでも結婚式場としても使われているらしく、多分それ用の場所だろう。
(悪魔召還とか言ってごめんなさい)
空間が広いので、音の反響が少ないのが驚いた。
もちろん大きな音を立てれば反響するだろうが、
来場者の足音や話し声が反響するような事はなかった。
見学ルートも結構長く、
とても見ごたえのある場所でした。
坑道の天井にを見上げると、
所々地上に繋がると思われる竪穴が。
空気取りか、機材の搬入口か、何か知らんけどとにかく凄い。
地上に戻る。
とても暖かい。坑道の中の気温は一桁です。
所であの山に入ってるスリットは何だったんだろう。
てっきり何処かに入り口があって、岩山の中から外の景色が見れるのかと思ってた。
資料館の入り口近くに朽ち果てたいすゞのトラックが。
昔はこれで石材を運搬していたのでしょう。
この時代の車はホントかっこいいな。
そんな感じの大谷資料館でした。
さてと、東京に戻り、今度は秋葉原散策でもするか。