伊勢ツーリング 後編


紀伊半島ツーリング後編。 (前編はこちら)
志摩のリアス式海岸に沈む夕日と、丸山千枚田。
天空の里と呼ばれる果無集落へと向かいます。
もうこれは伊勢ツーリングじゃないよね。

パールロードで祐さん達関西組と別れ、
猫好きは少し南へ走った所にある志摩の鵜方に確保した宿へ。
綺麗なホテルだが窓から見える景色が超絶ぼっこい。
一度チェックインしてまたすぐにソフテイルで出掛ける。
この辺りは夕日の絶景スポットが沢山あるのです。


ともやま公園展望台へ到着。
しかし夕方になって雲が出てきたしまった為、
夕日を見る事が出来ず。
ファック。
日中あれだけ晴れていたというのに。
どんな夕日が見れるか気になる人はこの辺でも見てればいい


適当なラーメン屋でメシを食い・・・

宿に戻り横になると、
天井にゴキブリが張り付いていた。(画像省略)
奴から目を離さず、慌ててフロントに電話して殺虫剤を持って来いと言うと、
すみません、別の部屋をご用意します。
との事。
いや、それより先に殺虫剤だ。

スタッフが奴の処刑を執行した後、
別の部屋の鍵を渡され引っ越す事に。


・・・またダブルベット部屋か・・・。
GWの四国の旅に続き二連続だよ。
いつもシングルで部屋を取るのに、何故か自分はダブルベット部屋を用意される事が多い。
誰と寝ればいいんだよ。
ホテルでゴキブリと遭遇したのも人生で2度目です。以前は東京の安ホテルだったな。


まぁいい。
とりあえずナルシス入浴する。
あとエレベーターでゴキブリ死んでた。
綺麗なホテルなのに何なのココ。


恒例のビジネスホテルの夜一人遊びスタート。


しかし前回の四国ツーリング以上のネタが思いつかなかったので、
酒飲んでオリンピック見て寝た。


2012.07.29 AM10:00
8時前にホテルを出て熊野に向けて走る。
目的地は丸山千枚田。

海岸沿いのジグザグ道を走って景色を楽しみながら行こうと思ったけど、
昼過ぎから雲が出るという予報になってしまったので、
可能な限り内陸部で直線ショートカットできる道を選んで走る。
できりゃ晴れてる状態で見たいじゃん。
だがしかし、この写真の時点で既に曇っている。


千枚田に向かう為に海岸沿いを走る国道42号から
山間部に入ってゆく国道311号に。
っつーかメチャ遠かった。150キロ近くもあった。
海岸沿いの道で来るとかあり得ない。
山中に入ってからのガソリンスタンドが軒並み休みで、
仕方なく42号まで引き返し、開いているGSで給油。
15キロほどの無駄足を踏む。


案内板が出始めたのでソレに従い山道を走り・・・


丸山千枚田到着!!!
すげー・・・。


田植え前と収穫前の風景も見たいね。


曇っていた空も日が高くなるにつれて消えてゆき、
いつの間にか昨日と同じ様な晴天に。
・・・・暑い。


バイクと一緒に景色をカメラに収めるのは難しいな。
柵もあるし。


決してここに来た理由は、
ホンダと猫好きの好きなイラストレーターが結託して作った
このムービーに影響されたからではない。

さて次の目的地は熊野古道の小辺路と呼ばれる道沿いにある、
果無集落へと向かいます。
「はてなし」と読む。かっこいい。


気付いたら十津川に出ていた。
そんな奥地まで来てたのか・・・


色んな所で滝が流れてる。


帰り同じ道を使うのに躊躇しそうな所を走ったり、
やっと開通したバイパスがいきなり通行止めになってたりと紆余曲折あって・・・


予想外に苦労してようやく集落に続く道に到着。
この道、GoogleMap載ってないし・・・。


KOEEEEEE!!!
割と断崖絶壁の細い山道を走る。


そのかわり景色は最高。
そして・・・


果無集落到着!
チベットかここは!!!


山の稜線に家が立ってるとか。
天空の里とも呼ばれている集落。
どういう経緯でここに人が住むようになったんだろうね。


ちょっと歩いてみる。
この道が熊野古道、小辺路。
高野山と熊野本宮大社を最短距離で結んだ道。
山ブチ抜きコースは険し過ぎるだろう。


あくまでここは人の住む場所であって観光地などではありません。


バイクも遠くに停めてきたし、
私有地と思われる場所には立ち入らないし、
ジロジロ見るような真似もしません。


しかし凄い場所だ・・・
標高は1000程度らしいが、見晴らしがいいのですごく高い山に感じる。


少し歩くと柵があった。
通行止めなのかとも思ったが、イノシシなどが入ってこないようにするためのものらしい。
開けたら閉めてねと書いてあった。
あれだ。ドラクエで言うとココから外はフィールドでモンスターが出るみたいな感じだ。


この道を1キロほど歩けば十津川温泉に出るらしい。
電線も道の奥へと繋がっているのでこの先がどうなってるか気になるが、
キリが無いのでここで引き返す事に。


しかし凄い場所に人が住んでるなぁ。
昭和30年代までは生活道路として利用されていたみたい。
ここに人が住むようになった経緯を知りたい。

さて帰り道を考える。
本当は来た道を戻り、紀勢自動車道から高速で帰るつもりだったが、
今まで走ってきた道が思いの外辛く走る気になれない。
最短距離は国道425号を走って尾鷲に抜ける道だが、
どう見てもタイトな山道が尋常じゃないくらい永遠と続いており、
今ググッたら案の定S級の酷道扱いされていました。
それに昨年紀伊半島を襲った集中豪雨でこういう道はどうなってるかどうか分らない。
この425号、200キロにも及ぶ道程の中にコンビニが一件も無かったり、
一方通行区間があったりと色々凄いわ。

考えた結果、今居る168号をこのまま北上、
五条市に出て天理に向かい、名阪国道に乗って帰る事にしました。
ここから北の168号は以前の紀伊半島ツーリングで走った事があり、
比較的速度の出せる区画が多い事を知っていたからです。
というわけで出発。


そして早速寄り道。
まさか来る事になるとは思っていなかった谷瀬の吊橋。(3度目の訪問)


今日は一方通行規制課がかかってないので
1/4程渡った所で動画を撮る。
今日は対岸までは行かない。
やっぱ怖いし。
動画がブレブレなのは俺の手が震えてるのではなく橋が揺れているから。
橋の中央部はもっと揺れてるんだろう・・・。


朝からロクにメシを食ってないので、
吊橋に隣接する店で蕎麦を食う。
ってかスカパーさん来てたのかココ。


初めて店に入ったけど、ここからの眺めもすごいな。
アングルがリアルでいい。


・・・雲行きが怪しくなってきたな。
見たい景色は全て晴れの中見る事が出来たので
文句など無いのですが。


この時点での時刻と現在地。
秘境のど真ん中。
高速道路は愚か直線的な幹線道路もありません。
山道オンリー。
さて帰宅は何時になるか・・・。


十津川沿いを走っていて、この現場を見た。
去年の豪雨の爪跡ですね。
山のてんっぺんから土砂が流れ出してた。
工事で崩したのか更に流れ出してしまったのか、
現在は裾野の方に広く土砂が広がっていました。
そして今も沢山の重機と作業員の詰め所のプレハブ小屋が。
こんな場所が幾つもあるそうだが・・・復旧までどのくらいかかるのかな。


なんて思いながら走ってると地面が湿りだし、
遠くの山には雲が垂れ込み始める。

あああああああああああ!!!
もう駄目だあああああああああああ!!!
と思いながら走っててもなかなか雨は降って来ない。
そして・・・


もう少しで山を抜けて五条市に入る・・・!
という所で遂に雨に降られる。
なぜこんな所で・・・
山を抜け五条市の直前にあるGSで雨宿り。
カッパなど無い。

まだ名阪国道で山越えもあるし、
この雨をやり過ごしても降られずに帰るのは無理な気がする・・・。
今日はこの辺りでもう一泊し、
明日早朝に出発して直接会社に向かうという案を考え始めた頃、
雨が上がる。

走り出してみると五条市内は雨降った形跡がなかった。
どういう事だよ。

渋滞する五条市を抜け、天理ICへ。
たった30キロ弱の道のりに1時間以上かかった。
それと偶然、天理大学へと迷い込んだ。
立教175年のお祭りか何かをやっていたが、建物のスケールのデカさにビビった。
普通じゃないぞあれは・・・。


そしてようやく針テラスへ。
天理でも小雨が降ってたが、以降は降られる事は無かった。
薄い雲の向こうにまんまるの夕日が見えて、最後の最後にいい気分にさせてもらった。
針テラスで写真撮ろうと思って太陽をみたらもう見えなくなってたがな!!
伊賀では雷が落ちまくってましたがね。


鈴鹿の8耐渋滞が始まる前に鈴鹿を越えて、
22時近くに名古屋へ帰還。
おつかれさまでした。


汚・・・。
あと12時間後には仕事か・・・。
最終日は調子乗りすぎて奥地にまで入りすぎた。
暫く遠出はいいや・・・。

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伊勢ツーリング 後編」に2件のコメントがあります

  1. 相変わらず面白いね。

    最近、「ビッグツインに乗り換えるなら妄想」がヒドイんだけど、
    乗り換えるなら猫さんバイクが、かなり理想に近いことに気づいた。

  2. カキコどもです。(気付けなんだ・・)
    幅も広くで腰までホールドするフカフカシートのツアラーにしましょうよ。
    絶対腰にも優しいですよ!

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