サイクルヘッズ主催
STREET VINTAGEBIKE MEETING千里浜2013。
昨年の第一回が凄く良かったので今年も会場へと向かいました。

2013年10月6日 AM5:00
会場は石川県、能登半島の付け根くらいにある千里浜。
イベントは9時からで、名古屋からは250キロくらい。
早朝に出発です。
・・・本当は前日出発で石川県入りする予定でしたが、
嘘天気予報に騙されたのでこんなスケジュールになりました。
明日は久しぶりに有給とっているので、
砂浜レース見た後は能登半島を観光するつもりです。
宿も輪島に確保した。

東海北陸道の高山より北あたりは標高1000mを越える山の中。
気温が17度とかでした。
それを予想して着込んできたけどそれでも肌寒かった。
写真は山を越えて日本海側に出た辺りのSA。
トンネルを抜けたら一気に暖かくなりました。

◆

高速を降りて、会場まで残り30キロ程。
能登半島道路を目指し下道を走っていたら、何かドライブ周りからキュルキュル音がする。
なんだろう？ と思いながら様子を見ていると、ミッションから
ガカカカココココキュルキュルスコココ・・・・
と、聞いた事の無い異音が鳴り始める。

金属の鳴る音とキュルキュルとゴムが鳴くような異音。
ベルトを押すと、何となく緩んでいる。
それによってミッションに何か悪い影響が出てる？

慌ててバイクを止める。
このまま走るのはヤバそうなので、iPhoneでバイク屋を探します。
しかし、そんな都合よく近くにハーレーを見てくれるバイク屋なんて無いだろう。
とりあえずダメ元でハーレーディーラーを探したら・・・

近ッ！！！
奇跡か。

見つけたディーラー、
ハーレーダビッドソン金沢へ駆け込む。
しかしまだ開店前。お店の人が来るまで待つ。

症状は、クラッチを切るとミッションから異音が鳴る事、
ギアの入りが悪くなってきた事。

出勤してきたメカニックさんに症状を見てもらうと、
「なんかヤバそうですね」
えっ。まじっすか。
どうもクラッチのベアリングが砕けてる予感がするという。
そう言われて思い出す。
昔乗ってたスポーツスターでも
鳥羽にツーリング行った時同じような症状が起きた事を。
その時もクラッチのベアリング粉砕でした。
最近だとバッタ君のスポーツスターのベアリングも粉砕したよね。
そうか、またアレか・・・。

当然修理を頼もうと思うが、
簡単に出来る修理でもないし、ベアリングの在庫も無い、
しかも2014年モデルの納車準備で工場はパンク状態で、
いつ着手出来るか分からないらしい。

それならばと近くにある他のバイク屋に連絡をしたら、
「いま千里浜に居てお店誰も居ないんですよ」
ファック！！
嫉妬に身を焦がされそうだ。
まぁ、でも、今日はそうですよね。
どの道そこにもベアリングの在庫は無かったから同じ事なのだが。

いつ修理が終わるか、その時すぐに金沢まで取りにいけるか、
という事を考えると、
金沢にバイクを置いて電車で帰るという案は良くない。

ならばバイク陸送で名古屋に送るか、と思い業者に電話するも、
何処も日曜休みで電話が繋がらない。
それに、名古屋～金沢間の陸送は３万以上もする。
JAFのレッカーサービスは長距離の運搬クソ高いし、
(丁度きのうJAFの継続料金払ったんだぞ役立たずが)
入っている任意保険にはバイクのレッカーサービスは無い。
陸送案は保留。

いやね、実は3週間前くらいから予兆があったんです。
先週なんて俺こんなツイートしてましたもん。
時々ドライブ周りでキュキュッと何かの鳴る音がして、
クラッチを切るとミッションがゴロゴロ鳴る、
そしてギアの入りが悪くなる。
でも、本当に”ちょっとだけ” という症状。
三河魂が終わったくらいに一度チェックをして貰おうとは思ってたのですが・・・
金沢に来た途端一気に悪化しやがった。

お世話になってるCylaやカワセモータースに電話をし、
症状を話しアドバイスを貰ううちに、第三の案が思い浮かぶ。

クラッチ使わずに走れば自走で帰れるんじゃね？

幸い、今居るハーレーダビッドソン金沢は金沢東インターのスグ近くだ。
トップギアに放り込んでノンストップで走り続ければ、
クラッチの故障なんか関係無い。（多分）

名古屋まで220キロ。
給油で一度止まる必要はあるが、
ハーレーダビッドソン金沢からカワセモータースまで、
下道を走る距離は10キロも無い。

今のところ異音が鳴るだけで渋いながらもクラッチは切れるし、
最悪クラッチが切れなくなってしまっても
頑張ればクラッチ無しで走る事はできる。
今なら渋滞に巻き込まれる事無く名古屋に戻れるだろう。
よし。

少し早い昼飯を食って、

ほぼノンストップ帰路へ就く。
何かの間違いで高速リアタイヤロックとかが起きない事を祈ろう。

それと、HD金沢には開店前に押しかけ色々話を聞かせてもらったので
せめてものお代としてジュースを4本ほど差し入れておく。
HD金沢さんありがとうございました。

相変わらずミッションからはギュルキュルズガガガスコココと異音が激しいが、
クラッチを繋げて走ってる分には異常は無い。
北陸道に飛び込み、TOPギアで走り続ける。

そしてひるがの高原SA。
まったく問題が無い。
心地よい振動と排気音で、猫テイル（俺のソフテイルの愛称）が
「絶好調だよ」と言ってるようだ。
クラッチの不調を忘れ、
何で俺は千里浜のドラッグレース会場を目前にして名古屋に帰ろうとしているのだろう
と疑問に思えてくる。
なんでだっけ？

ひるがのから更に120キロ程走り、
ようやくカワセモータースまで辿り着く
何とかなるもんですね。
陸送費や電車帰宅などによる無駄な金と時間を払わずに済みました。

でもクラッチの調子はどんどん悪化している。
信号が青になって走り出すと、
ゴリゴリという異音と一緒に、その振動がケツとハンドルに伝わる。
ギアもどんどん硬くなり、シフトノブを倒す度にガコン！！とミッションが跳ねる。
まぁまぁ、
名古屋までの250キロ、持ってくれたのでよしとする。
・・・無理させたせいでミッションまでおかしくなっていない事を祈ろう。

カワセモータースにバイクを預け、
本日のツーリング終了。

え？
千里浜のイベントレポは？ だって？
行ってねぇよ、お前このクソ長い話聞いてなかったのか殺すぞ。
明日の有給も取り下げだ会社行きます。

おまけ。
まぁ、こんな感じになっていたんです。
オープンプライマリーみたいな音してカッコいいでしょう？

という、イベントレポートを騙ったトラブル日記でした。
砂浜ドラッグレースの写真を探して来た訪問者諸君。
残念だったな。お前達は俺に騙された。

STREET VINTAGEBIKE MEETING千里浜 2014 に期待します。(血涙)